およそ語られうることは明晰に語られうる。そして、論じえないことについては、ひとは沈黙せねばならない。
ウィトゲンシュタイン 岩波文庫「論理哲学論考」 p9
わたしは決して論理的な人間ではないが、猫はどうなのだろうか。彼らはあるべきときにあるべき衝動を持ち、あるべくしてあるのだろうか。憶測もできない。私は猫ではない。そういうわけで猫の論理回路をつくった。NAND回路ならぬNYAND回路である。NAND回路とは論理回路のひとつであり、「二つの入力が真であるときのみ偽を出力し、そうでなければ真を出力する」という性質を持っている。NAND論理の完全性により、この一種類の回路であらゆる論理体系を構成することが可能である。なんだかよくわからない。まぁいい。NANDがあれば完璧なのだ。NYANDは完璧ではない。
つくろう。
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